第二回大会
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第一回大会
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2nd ALL NIPPON G-1 GURE TOURNAMENT を終えて
TEAM GREX 会長   藤沢 武

 全国のメンバー1000人をこえて増加の一途をたどる「チーム・グレックス」。
 「マナー集団」を合言葉に磯釣りの環境美化に取り組む姿勢が日本中に浸透、評価されつつある結果だと思う。緩やかなチーム運営、無理しない考え方。本来の磯釣りの姿勢を今後とも推し進めていきたい。釣りは本来「楽しむもの」なのだから。

 11月22日(金)〜24日(日)まで3日間の日程で「2nd ALL NIPPON G-1 GURE TOURNAMENT」全国大会が和歌山県串本町で開かれた。激戦の全国地区予選を突破して、温暖の地・串本に集結した30人の選手達の顔ぶれはまさに精鋭。
 初日の11月22日(金)夕暮れ時から、宿舎「ホテル・サンマリン」大広間での前夜祭。去年、大分県鶴見での第1回大会に比べて若手出場者増加が顕著。会場の空気も躍動的だ。漬け物石のようにどっしりと重厚な雰囲気は、去年上位を争ったシード4選手のテーブル。自分の釣りスタイルに自信を持つ中堅選手がちりばめられ、一発を狙う初出場若手の紅潮した顔が見える。溢れる熱気の前夜祭は30選手A〜Hまで8ブロック総当たり戦の説明。そして各ブロックごとの全選手の決意表明スピーチと盛り上がった。特にスピーチは月並みな「がんばります」はやめて自分の言葉で素直に決意を述べてほしい! というリクエストに見事なスピーチが続出した。「方言」「地域の特性」「去年の反省」「正直な目標」「自分の釣りについて」「全国大会出場はマグレ」と告白する人ありと十人十色。日本中の釣りが大広間に凝縮された「釣り人の心地よさ」に感激し、自分の言葉で素直に気持ちを表現するさまにそれぞれの人生も垣間見え感動した。これは「Gー1グレトーナメント全国大会名物!」なのです。

  明けて11月23日(土)曇り、全選手4時半起床行動開始。
 しょらさん渡船2隻に分乗。串本・大島湾内の磯に8ブロック30選手が展開した。東よりの強風とウネリで大苦戦の予選リーグ。ジャンケン勝ち上がりにシード4選手のうち3人が姿を消す波乱となった。混戦の中、ベスト4に勝ち上がったのはベテラン関東代表48歳の丸山 博選手。38歳、中堅・広島の石丸 敏文選手。近畿勢の期待を一身に集めて34歳滋賀の松浦 潔選手。そして参加30選手中最年少25歳静岡の伊藤 嘉朋(ヨシトモ)選手。クリクリと輝く大きな目をした磯釣り歴3年という伊藤選手が俄然注目された。

  包むような暗い港内、なぞるような海風に鈍い月影が崩れて最終日の戦いが始まった。11月24日(日)曇り、時折小雨。台風25号の遠い影響か強風&ウネリが昨日以上にキツイ。
 準決勝二試合。丸山選手=石丸選手。松浦選手=伊藤選手。45分ハーフの厳しい戦いの結果、決勝戦は広島・石丸vs静岡・伊藤という中堅若手の顔合わせとなった。
 決勝の磯は串本大島湾内の磯「ムシクイ」。海に向かって左のエリアは低いなだらかな磯がゆっくりと海に落ち込み、駆け上がるウネリが大きなサラシをつくり、海面真っ白のきわめて釣り辛い状況。ジャンケン負けの広島・石丸選手が前半ここに入る。一方、静岡・伊藤選手の入った右側は、比べれば釣りやすい適度に広がるワンド。前半60分で「いかにグレの数を伸ばし逃げ切るか」ギャラリーの目にもあきらかだ。中盤、ワンドの伊藤選手の竿が強烈に突っ込みギャラリーがどよめく。タモに納まったのは40cmオーバーのイズスミで無念のリリース。一方、上げた仕掛けが強風に舞い大サラシに釣れる気配のない広島・石丸選手は交替時間まで我慢の釣りに終始。残り10分を切って絶対有利な場所・伊藤選手の動きが慌しくなった。1匹でも釣りたい気持ちが明らかだ。前半残り3分、遂にキワから規定サイズギリギリのグレを引きずり出し「早掛け」の権利をまず確保。しかし残り時間がなかった。タイムアップで場所交替。1対0。今度は「広島・石丸選手の逆転劇」が注目される後半の60分が始まった。
 開始早々、俄然有利なワンドに入った石丸選手。足元の壁スレスレを丹念に狙い同点の1匹目。中盤2匹を追加して逆転3対1。このまま「キワ狙い」でその差を広げるかに思えた(20分すぎ)大サラシ脇から伊藤選手が良型を抜き上げて3対2。ギャラリーの感嘆の声が続く中、最年少25歳、伊藤選手の驚異的な粘りが続く。更に規定サイズを取り込んで3対3の同点にギャラリーがどよめく。Lサイズのウキ、がん玉段打ちで、シモらせて当たりを待つ止め釣りに「若いが出来る!」の声。静岡の若武者伊藤選手の爽やかな健闘もここまで。条件のいいワンドを「徹底したキワ釣り」で攻める広島・石丸選手が猛烈なアタリに竿先を海面まで持っていかれてバラシはあったものの、2匹を追加して5対3。熱戦は終わった。検量の結果規定に僅かに満たない魚を放流して正式記録は4対2。38歳広島・石丸選手が初優勝を飾った。中堅=若手の興味ある対戦。決勝に相応しい戦いに参加全選手から心のこもった暖かい拍手が送られた。

 表彰式に先立って地元串本町の老人ホーム「にしき園」、古座町の身障者施設「古座あさかぜ園」の代表においでいただき今大会の釣果を大型クーラーで2個とエントリーフィーの一部を寄付金としてプレゼント。御礼の挨拶もそれぞれの施設の活動内容紹介など簡潔明瞭で選手個々の胸に暖かい気持ちが広がったようだ。
 のびのびと戦う中堅、若手の台頭に次世代の限りない可能性を感じ、来年、第3回大会山口県徳山大会に思いを馳せながら、全国から参加した30人の仲間達がそれぞれの故郷に帰っていった。祭りのあとの「ちょっぴりの淋しさ」を串本に残しながら……。
38歳。広島県。
子供の頃から釣りを始め釣歴は25年。郵便局勤務。週2回は釣行。徳山〜愛媛日振まで。本流〜池状態の磯もこなす。キワ釣り得意。「なぜ釣れない?と考えるのが無上の喜びだ」。双子の子供と奥さんは釣りを黙認してくれる。
 *飄々として物怖じしないタイプ。竿を持つとガッツが前面にでて半端な闘争心ではない。「釣り好き」が滲みでる。味のある風貌&雰囲気、人を惹きつけるムードは「寅次郎」を連想させる魅力ある釣り師である。
 *広島地区を束ねる名手・和田昌巳さん
  「広島を勝ち上がって中国大会を勝ち上がるのは大変なのです。大激戦と云ってよく代表になる選手は全国大会優勝する力量はあると考えてもらっていいほど釣りが盛んな土地柄なのです」と裏付けした。
25歳。静岡県
スリム。ハジける若さ。素直さが最大の魅力。
加えて凛然としたいい雰囲気を持っている。
磯釣り歴僅か3年。フナ、ブラックバス釣りを経ていい師匠に巡り合ったのがきっかけ。短期間でおおよその釣技は身に付け臨機応変である。
「素直で感の鋭い特性」あり。
3歳の女の子の3人家族。自動車関係の仕事。
クリクリとした大きな目。俊敏な身のこなし。
「釣りが面白くてたまらない」時期。
3年前に磯釣りスタート。去年いきなりG杯全国大会出場。
今年はG-1全国大会準優勝と快進撃を続ける。彗星のごとく登場した東海地区期待の新人である。
左が優勝の石丸敏文選手。
右が準優勝の伊藤嘉朋選手
藤沢会長のインタービューに答える両選手。
この時の様子はビデオに収録されています。