愛知支部G-1支部予選の釣果報告
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鈴木清忠 |
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平成15年5月10日(土) |
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静岡県の西伊豆小下田 |
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西伊豆 小下田 赤いジュータン
えさ取りの天国? |
ふかせ塾 鈴木清忠 |
5月10日に私の所属するTEAM GREX愛知支部の全国トーナメント予選が静岡県の西伊豆小下田で行われましたのでその時のことをレポートしてみたいと思います。
皆さんもそうだと思いますが、私も釣行先が決まると、釣り場の情報収集から釣りを組み立てます。
その時点での水温、餌取りの状況やその種類、天候、アベレージサイズ等出来るだけ多く仕入れます。
現状では、各地域の渡船屋さんのインターネットのホームページのが一番新鮮でリアルタイムな情報だと思っています。(渡船屋さんに電話確認するのもありですが・・・、)
次に使用する道具の選択、配合えさの選択と言った順に決めていきます
今回の支部予選は土曜日と言うこともあってか44名中10人の参加と言う少し寂しい大会でした。
大会の概要は、対戦枠組みはマンツーマン3組、トリプル1組の4枠、競技規則 マンツーマン組Hハーフで計3時間、トリプル組1時間Hの計3時間、 勝敗規則 各組2回戦(6時間を行って)23センチ以上のグレの総重量で競い、各組毎に地区予選への代表選手を選出するものです。
いつものように東名牧の原SAで受け付けをしてくじ引きで対戦相手を決めていきますが、今回は同じ倶楽部の井上氏との対戦になってしまって地区大会へはどちらか1人しかいけないことになって残念!
今回お世話になったのは、西伊豆 小下田米崎港の金ニ丸渡船(0558―99―0123)船長は物腰の柔らかい感じの方で小回りの利く対応でいつも感謝しております。
朝4時半、天候は快晴、無風ベタ凪少し肌寒さの残る米崎港を出港して上磯群の名礁 飛島に3名を渡し、私たち2名は、タイの島と言う磯に乗り道具の確認をして、釣り座選びのジャンケン、勝った私は沖向き左を選択して、釣りの支度を始めます今回のマキエは事前の情報により、水温19・5℃、グレの棚は浅いと判断し、マルキューのゼロクロス1袋、アミダッシュ1袋、パン粉2キロ、グレ遠投1袋を予めよく混ぜ合わせ、2試合用に2袋に分けて持ち込み、この1袋をオキアミ3キロ、アミエビ2キロをよく潰し右記の1袋と混ぜ合わせて使用します。
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タックルはロッド1・5号、リールは3000番クラス、道糸は2号、ハリス1.5号を3ヒロ、仕掛けは、2段ウキ仕掛けでその内訳はGREXのグレどんぐりの0を全誘導の親ウキとして使い、1.5ヒロの所に下がり止めの為に、ジャスパーミニ、アタリウキにジャスパーフカセG5を1ヒロの所固定してすぐ下にG5のジンタンを噛みつけます。
ハリはグレバリ6号としてスタートします。
お互いの準備の出来た所でタイマーを90分にセットして競技開始です。
この磯も初めてなのでポイントはまったく判らず、潮は富士山からの下り潮が本当にゆっくり流れており、まずマキエを足元の小さなサラシに2杯入れ海の中の状況を見ると早速キタマクラ、ネンブツダイのお出ましです、足元にマキエを入れつつ正面沖向き竿2本の所にマキエを入れ仕掛けもそのあたりに入れますがアタリも無くサシエのオキアミは姿をなくしています。
アタリウキを浅くしたりして、ジンタンの位置を変えたりり、1投ごとに仕掛けに変化をつけますが、ハリに付いてくるのはキタマクラかネンブツダイ(笑)30分くらいはこんなことの繰り返しでしたが、日が高くなってきて海中をよく観察すると潮下にシモリらしきものを発見し、そこを丹念に責めることに方針を変えたのが正解だったようで、グレが釣れ出しました、その作戦はまず餌取りを潮のゆるい所にマキエで集め、次にグレは必ず居ると確信しマキエでグレを競争させるようにマキエをランダムに2箇所に振り分け狙うシモリの付近に仕掛けを入れ、仕掛けがなじむ少し前にマキエをかぶせアタリウキがゆっくり沈みだしてしばらくすると親ウキが一気に消える小型のグレ当たりです、シモリをかわせるように極力竿を寝かせて取り込んだのは25センチのキーパーサイズ早掛けルールもあるので対戦相手の井上氏に釣ったことを申告し、魚を生かしバッカンに入れ、釣りを再開します。
今回の様な状況下では、なるべく同じポイントは責めないように心がけグレに運動会をさせ、食い気のある足の速いグレにサシエを食わせる作戦です。 |
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この作戦は私がグレ釣りの先生としている支部長の樹神さんのよく使う作戦を拝借しました(笑)。この作戦で1ラウンド目の第1試合は4匹対0で釣り座の交代でした。
後半2試合目の釣り座は餌取りのネンブツダイの宝庫!
井上氏の苦戦振りが伺えます、凄い数のネンブツダイ、下り潮の潮上のポイントになりますので、遠投作戦になります、先ほどのグレの運動会作戦をここでも使いますが、潮がゆるいこともあってネンブツダイは沖までびっしり居るみたいで、入れ喰状態で釣れて来るのはネンブツダイ! それではと、ネンブツダイを集めるべくワンドになった所にマキエの集中砲火!一定のリズムでマキエを一箇所に入れ続け、しばらくして、マキエを遠投グレの運動会作戦を開始して、28〜30センチのグレを2匹追加して6対2匹で1300対600グラムで私が勝ちで磯代わりして、第2ラウンドの開始です。
2ラウンド目は小下田でも名高い中の島ですが、第一試合開始前からマキエもしてないのに磯の廻りはネンブツダイがウヨウヨいます。釣り座を決めマキエを入れるとそこはネンブツダイで真っ赤なジュータンに・・・、あまりの餌取りの数に井上氏と顔を見合わせ苦笑い!
私は少しでも餌取りの少ないエリアを探してあれこれ探った結果、陸向きの磯裏になるが水道筋をポイントとして定め、例の作戦で尾長まじりで、26〜32センチまでのグレを5匹手に入れ、第2試合に突入したが、ここは沖向きのポイントでしかも右側は高島との水道になっておりハエ根も入り組んでおり責めにくい沖向きのポイントでの勝負!しかし、真っ赤なジュータン相手にいかにグレを引きずり出すか?
潮下にグレのポイントとしたいので高島のハエ根あたりに餌取り用のマキエをして潮下に正面沖にマキエを入れ潮下に仕掛けを投入しマキエを少量かぶせる動作で何とか90分の最後の試合中に5匹追加することが出来て、10匹対6匹で、総合的に私が地区予選へのキップを手にすることが出来ました。
試合後井上氏から「おめでとう」の祝福の言葉を頂きましたが、地区予選へは一緒に出場したかったのが、お互いの本音であった。
撤収30分前には楽しませてもらった磯を清掃して港に戻ります。大会結果の釣果報告では、10キロ近く釣り切った織田さん、8キロ釣っていた生田さん、それに比べると5キロ強の私とでは比べ物にならないと反省。
餌取り対策の引出しの数をもっともっと増やさなければと言うのが今後の課題でもあった釣りでした。
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