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柳生 和夫
平成14年10月26日、27日
第32回報知グレ釣り選手権(愛媛・宇和島湾内)
第32期報知グレ釣り名人戦(愛媛・宇和島湾内

<感想>
 「第32回報知グレ釣り選手権」は、平成14年10月26日、27日の両日、愛媛・宇和島湾内で行われた。エントリー48選手に過去10年の歴代名人・前年6位までのシード7選手を加え、55選手が出場、15尾の重量で争われた。決勝には宇和島湾内の釣りに精通した3選手、元名人の報知APG・矢部卓=岡山無名人=、広島・狙魚超人会の師弟コンビ、下久保忠と柳生和夫が進出。勢いに乗る柳生選手が2,940gで初優勝した。
 続いて「第32期報知グレ釣り名人戦」(主催・報知新聞社)が10月27日、愛媛・宇和島湾内で行われた。昨年、名人位を奪取した五嶌一喜第31期名人(32歳)=和歌山・紀州グレ釣り研究会=に、第32回報知グレ釣り選手権を制した柳生和夫選手(36歳)=広島・狙魚超人会=が挑戦。試合時間2時間(1時間で場所交代)、15尾の重量で争われ、選手権の勢いを持続した柳生選手が3,210g−2,480gで五嶌選手を圧倒、第32期報知グレ釣り名人位に就いた。
(スポーツ報知 早川正人氏 提供)

<第32回報知グレ釣り選手権決勝トーナメント>

優勝 柳生 和夫
<第32期報知グレ釣り名人戦成績>

名前 15尾重量
柳生 和夫 3,210g
五嶌 一喜 2,480g



<総    評>
宮川明競技委員長(通算6期報知グレ釣り名人)
 名人戦だけでも磯でやりたかったが、天候が回復せず残念。
 柳生新名人は選手権の初日から目立ち、私には何か光って見えていた。試合が湾内の波止で、ネリエ釣法を得意とする挑戦者には幸運も味方したとはいえ、彼だけが比較的型のいいグレを狙い撃ちで釣っていた。これまで研究と努力を重ねてきた自信がそういう釣りを可能にしたのだろう。ただ、若い人に言いたいのは、ネリエ釣法をマスターすれば選手権、名人戦に勝てるのかといえば、そうではない。この大会はそんなに甘くない。来年はオキアミの方がいいかもしれない。総合的に何でもできなければ勝てない。
 敗れた五嶌名人はネリエの釣りに不慣れだった。そればかりでなく、私も経験があるが、初戦防衛というのはギャラリーの目がヤリのように背中に突き立てられ、緊張して胃の痛い、背中の痛い釣りを強いられる。帰り咲いて、さらに強い名人を目指してもらいたい。彼ならその力はある。


<柳生和夫新名人の仕掛け図>


マキエとエサ(1試合分)
マキエ オキアミ  3kg
遠投フカセ  1袋
V9ライト  1袋
グレパワー遠投  3分の1袋 
サシエサ チヌ用ネリエサにマキエを混ぜたものを中心に、ネリックス・アミ、生ミックを使い分けた。

55選手でのトーナメント戦を制し、
見事に優勝!
名人位への挑戦権を得た。
五嶌前期名人を破り、第32期名人戦を獲得。
ウキはGREX「エコノダンガンKAMA」S-0。ウキ下は1ヒロ〜矢引き。 右手に糸を持ち、張り気味にし、次々とグレを掛けた柳生選手。 練習を積み重ねた「ネリエ釣法」で終始他を圧倒しての優勝だった。



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