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TEAM・GREX会長 藤沢 武 |
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7月3日(土)午前3時起床・朝食・移動。浜崎渡船二隻に45人が分乗。40分の航程。沖合に集まった渡船が船首をつきあわせて行う名物の抽選。この日の渡礁場所が決まる。そして戦いの火蓋はきられた!(注、切って落とされるのは幕)。快晴。炙られるような磯で体力を搾り続ける32選手の壮烈な戦いが繰り広げられた。ダイワテスター岡田建治選手は重なるトラブルで姿を消し、気迫のキワ釣りで前回優勝・石丸敏文選手(広島)を含むシード三選手は本来の釣りが出来ず敗退。波乱の展開となった。点在する島々に無数の磯場。「こんな所で〜?」と思える場所で40cmオーバーがバンバン食ってくる凄さが日振の懐の深さだ。高い水温に湧くエサトリ。撒き餌の打ち分け。工夫のエサはダンゴ、ボイル、オキアミハードなど使い分ける。忙しく辛くタフな戦いだ。シード選手でベスト8に残ったのは前回準優勝・中部期待の伊藤嘉朋(静岡)選手只一人。この27歳の若手が大知 豊選手と対戦した大崎奥での準々決勝の戦いは見ごたえ十分。ブロック戦で敗れた選手を乗せた浜崎渡船二隻が左斜め後方30mに船腹を接して停泊。二時間の攻防を観戦。前半、海に向かって左、沈み根が伸びた絶好のポイントに伊藤選手。右に大知選手。若手は臆せず前半6対3とリード。名手・大知選手の見せ場は後半だった。場所替わりの後一気に爆発した。GREXが今大会の為に作り全選手に配布した「絶妙なバランス」のアタリウキ(ハリスウキ)を駆使して大反撃が始まった。撒き餌の打ち分け。浅いタナまで浮かせて微妙なアタリを逃さず入れ食いを演じる。グレを怒らせない柔らかいヤリトリ。百戦錬磨のトーナメンターは三倍の釣果を叩き出して圧倒した。この凄みの釣りを、まったく釣れる気配のない場所の伊藤選手は必死に釣りながらも偏光グラスからの奥から後半ほとんどの時間を費やして見ていた。 「コテンパンでしたけど、もの凄くいい勉強になりました!」感動して表情は晴れ晴れとしていた。負けてまた強くなりそうだ。こうしてタフな初日が終わった。
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▲ダイワテスターの岡田建治選手
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▲快晴・無風・ベタ凪、気温32度 |
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▲40cm級をタモに収めた岩崎選手 |
▲32度を超える気温にも負けず釣りまくる最年長の宮川選手 |
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▲沖の潮目から磯際、オキアミからダンゴと「引き出し」の多い釣りを試みる小松選手 |
▲ベスト4へのインタビュー。会長の絶妙なトークに選手もリラックス |
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▲ハリス1.2号で38cmのグレを釣り上げた宮川選手 |
▲お祝いに駆けつけた浜崎渡船の船長マー君と引退した前船長。 |
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▲九州の雄、河野勝典選手 |
▲明日の健闘を称え合い堅い握手! |
▲写真をクリックすると、拡大画像でご覧いただけます。 |
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※ Fブロックは同点者対同点者の勝者を上位とする。
※ 下段は、(重量g)と匹数。
※ Gはジャンケンの意味。 |
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