第三回大会
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愛媛・日振大会を終えて
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第一回大会
第二回大会






TEAM・GREX会長  藤沢 武

 7月4日(日)くもり。さざ波の風。32選手が4人にしぼられた注目の対戦。
*「アコ4番」の準決勝 熊本岩崎友樹(1300g)= 宮川 明(0g) 
   前半、高場から超遠投をかけ遙か沖合いからグレ2枚を掛け逃げ切る。
*「アコ1番」の準決勝 広島小松和伸(1020g)= 大知 豊(0g) 
ジリジリと両者釣れず時間経過。残り約30分。沖合い深場を沈ませて探った一枚。
大相撲で云えば大金星の二番だ。共に33歳。しかも小松選手はこの日33歳の誕生日。広島対決を遠投深場探りの自分の釣りでつかんだ。過酷な夏場の磯を勝ち上がってきたのは体力十分のまだ若手と言っていい気鋭の釣り師だった。共に初の決勝進出。


▲GREX マキエ杓「オーバルロング」で沖のピンスポットを正確に狙う岩崎選手

▲正確なマキエワーク繰り返す宮川選手


▲あまりの暑さに日傘を持ち出すギャラリー
*決勝戦(日振・アコ3番)8時30分開始。
左・岩崎友樹(熊本)= 右・小松和伸(広島)の位置で拍手の中スタート。潮は左から、岩崎選手の竿先をかすめる様に右沖あいに鋭く流れている。両者、潮の壁狙いの遠投合戦で撒き餌を20m以上沖合いに連発する。 開始7分。 岩崎選手の馴染んだウキが消し込む。パワーが凄い。左へ突っ込む「グレじゃあねぇ〜なぁ」の声。良型のシマアジだった。結局、強烈に竿をしぼったのはこれだけ。場所交替をしても両者釣れてくるのは餌取りだけで時間が過ぎていく。
後半、山のようなスズメダイ中心の餌取りに覆い尽くされる。
小松選手、ピンポン玉大の団子で針を包み竿さきに連投するがもたない。  残り30分。前回の覇者・広島の石丸選手が人なつっこい顔でやって来た。「石丸さんならどうします?」「これだけ二人がアチコチ探って食ってこないのだから沖にも深場にもいない。私だったら1号・2号の大オモリで壁ぎわペタリの徹底したヘチ狙いですね」それしかないが両者試みる事なく10時30分終了。戦いは延長戦。一匹早掛け勝負になった。全員が「アコ2番」の決戦場に移動。そこには三位決定戦を終えた宮川、大知の両雄がいた。大知選手2.7kg。宮川選手1.74kgで二歳若い大知選手の三位が決していた。
 初参加で両者・次回のシード権をつかむあたりはさすがだ。大知選手「食っているからね、勝負は早いよ」ジャンケンで勝った熊本・岩崎選手が好ポイント右側に入り、11時00分。早掛けのホイッスル。例によって両者遠投。撒き餌をボンボン被せる。開始35秒。岩崎選手のGREX・グレディアS・2Bのウキがオレンジの線を鮮やかに斜めに描いて視界から消えた。あまりの早さにギャラリーから大きなどよめきが起きる中、28cmのグレをタモに取り込んだ。マイペース。のんびりと釣る岩崎選手。この時ばかりは仕掛けの振り込み撒き餌と迅速だった。九州勢初の優勝だ。九州・檀本部長の大きなため息が印象に残った。浜崎渡船の二隻の「はまかぜ」が日振の海を疾走し帰路につく。様々な戦いの記憶を手繰るような表情の32名の選手には心地よい潮風だった。

▲左から右への潮をウキをゆっくりと沈ませながら対応する小松選手 ▲強烈に竿を絞り込んだ魚の正体は30cmオーバーのシマアジ。(岩崎選手)
▲相手を振り向くこともなくあくまでも自分のペースで釣りをする岩崎選手 ▲「延長早掛け戦」開始35秒でウキが消えた・・・全員固唾を呑んで見守る。
▲タモに収まった瞬間「終了」のホイッスルが・・・。女神(グレ)は岩崎選手に微笑んだ。 ▲28cm、360g勝負が決まってほっとする役員
▲2日間の過酷なバトルを終えお互いに称え合う小松選手(左)和田審査委員長(中央)岩崎選手(右) ▲一切のアドバイスが禁止されているG-1ルール。静かに見守るギャラリー。
▲「次は俺だ!」を胸に清々しい顔で記念写真。最前列左から小野中国本部長、大知選手(3位)、小松選手(準優勝)、岩崎選手(優勝)、宮川選手(4位)、石丸選手(前回優勝)、檀九州本部長
(※写真をクリックすると拡大画像でご覧いただけます。)

ブロック代表戦
(準々決勝)
7月3日 12:45〜14:45
準決勝 7月4日  6:15〜 8:15
3位決定戦 7月4日  9:00〜11:00
決勝戦 7月4日  9:00〜11:00
表彰式
(閉会式)
7月4日 12:30〜
     14:00 解散



(3位決定戦)

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